映画 『 星守る犬 』 ～ 毎日を大切に生きていこう

小学生のときに、初めてうちにやってきたのは、名犬ラッシーのようなコリー犬。

「ベス」と名付けたその子は、とても賢くていい子でした。

散歩に行ったり、家の前の道路を駆けっこしたり。

たくさんのときを一緒に過ごしました。

でも、私が小学6年生のときのクリスマスイヴに病気で天国に召されてしまいました。

その後も、犬を飼ったことはありましたが、一番家族の中でも思い出となったのが、ベスとの日々でした。

今日になって、ふと「ベス」のことを思い出しました。

映画 『 星守る犬 』

http://hoshimamoru.com/index.html

先日、ぴょんちゃんに誘われて映画 『 星守る犬 』の試写会へ。

お父さんとハッピーは、ふたりで旅を続けたんだ。
きっと、幸せだったと思う。

映画『星守る犬』
6月11日（土）感涙のロードショー

「こんなに切ないのに、心が温まるのはなぜだろう…」
日本中に静かなブームをまきおこした奇跡の感動作『星守る犬』遂に映画となってスクリーンに登場

西田敏行　玉山鉄二　川島海荷
余貴美子　温水洋一　濱田マリ　塩見三省　中村獅童　
岸本加世子　藤 竜也　三浦友和

原作：村上たかし「星守る犬」（双葉社刊）　
監督：瀧本智行　脚本：橋本裕志　音楽：稲本響　
製作：「星守る犬」製作委員会　配給：東宝

「泣けた本ランキング」第1位
「読者が選ぶプラチナ本」第1位
（「ダ・ヴィンチ」BOOK OF THE YEAR 2009）

見終えたあと、人の一生や死について考えさせられる映画でした。あまりにも切なくて、最後の10分は泣くになけない感じでした。でも、゜ハッピー゜の最期にはとめどなく涙があふれました。

こうして不器用でただ真面目に生きてきた人たちが、こんなふうに人生を終えてゆくというのは、これまで数え切れないくらいたくさんあったのだろうなぁと。何も悪いことをした訳ではないのに、今の世の中は、真面目に生きている人が理不尽に苦しい立場に追いやられていくようなこの時代に、この映画は、どんなに逆境でも自分以外の者を大切に思える強さと優しさを学ぶことができました。

すべてを淡々と受け入れて，人生カウントダウンの旅を静かに続けてゆくおとうさんと、愛犬゜ハッピー゜のお互いを思う愛情に、きっと愛している人がそばにいて迎えた死は、しあわせだったのではないかと思います。゜ハッピー゜という名前は、おとうさんの家族みんながハッピーで幸せだったときに、名付けられた犬の名前であり、大切な家族の一員でした。とても可愛い利発な子でした。ラストのシーンのたくさんの咲き誇るひまわり畑など、なんだか、私のブログ『ハッピーサンフラワー』と少し思いを重ねて観ていました。東北各地をロケした映画であり、今回の東日本大震災の被災地での撮影された映画で、あらためて、この美しい風景が、この地に暮らす人々の笑顔がまた取り戻されるように願うばかりでした。また観てみたいな、一人でも多くの人に観てもらえたらいいなぁと思える作品でした。

「 星守る犬 」…犬が星を取ろうとして夜空を見つめること。無理な望みを抱くことの例え。

「 望んでも望んでも叶わないから望みつづける

　人はみな星守る犬なんだ 」

毎日を大切に生きよう、目の前にいる人たちを大切にしよう

愛している人たちと楽しい人生をおくることができるように。

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