映画『 桜田門外ノ変 』～ 日本の将来を考えるということ

これほどまでに多くの人々の命が、日本が変わるために必要だったのだろうか。

『 桜田門外ノ変 』

http://www.sakuradamon.com/

1860年、水戸藩と薩摩藩の浪士が開国をおし進めていた徳川幕府の大老・井伊直弼を暗殺した事件「桜田門外ノ変」の真相と背景を、吉村昭の同名小説をもとに描く時代劇。

試写会にて、『 桜田門外ノ変 』を観てきました。

桜田門外ノ変

安政七年（1860年）３月３日、勅許なく安政の仮条約に調印・開国し、安政の大獄などで攘夷派の弾圧を行った大老井伊直弼が、水戸・薩摩の浪士らに江戸城桜田門外で暗殺された事件。この事件を機に、水戸藩に興った幕政改革をめざした学問・教育の思想が、倒幕運動を引き起こし、幕末の日本に大きな転機をもたらしました。尊王攘夷の志士たちが、列強との戦端を開き、さらには明治維新へと突き進んでいくための先駆けになりました。

水戸藩の開藩400周年を記念した企画で、今年は、桜田門外ノ変から150年にあたるそうです。全編オール茨城県でのロケで撮影された本作。実は、私は、今年に入ってから春には地蔵寺の桜、夏には袋田の滝や大洗など、茨城を2度訪れています。

なぜ事件が起きたのか、そしてまったく無名だった水戸の人々がいかに事件に参加し、どんな運命をたどったかという歴史の教科書でしか知らなかった桜田門外ノ変の真相というものがどういったものなのか、この映画を通してきちんと知っておくべきことなのだとよくわかりました。

地方からの大きな力が明治維新へと大きく日本を動かしていったことを考えると、今の、この日本も、もっと地方主導でいろんなことにトライして変えていくことができないものかと感じました。

もしも、この時点で桜田門外ノ変がなかったら？時代はどんなふうに変わっていったのだろう？歴史って面白いと、久しぶりに感じました。手元に原作本もあるので、読んでみようと思います。

桜田門外ノ変（上巻）

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桜田門外ノ変（下巻）

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