『 パコと魔法の絵本 』 ～大人にこそ観て欲しい作品

まさに極彩色の飛び出す絵本

パコと魔法の絵本

http://www.paco-magic.com/index.html

『下妻物語』『嫌われ松子の一生』の中島哲也監督が、伝説的な舞台「MIDSUMMER CAROL ガマ王子vsザリガニ魔人」を映画化。見ていてびっくりするような変わり者ばかりが集まる病院を舞台に、1日しか記憶が持たない少女のために、大人たちが思い出を残そうと奮闘する姿をファンタジックに描いています。

役所広司、妻夫木聡、土屋アンナなど豪華キャストが出演ということで、中島監督の作品はまだ未見だったのですが、興味があり、地上波で観ました。

あらすじ：

昔々、大人の俳優に脱皮できなかった元有名子役や、消防車にひかれたまぬけな消防士など、患者だけでなく医者や看護師も変わり者ばかりが集まる病院があった。中でも一代で自分の会社を築いた超ワガママ老人の大貫（役所広司）は、一番の嫌われ者。ある日大貫は、1日しか記憶を保てない少女パコ（アヤカ・ウィルソン）に出会う。

一日しか記憶がもたないというのは、映画の中でよく使われる題材。でも、少女パコ（アヤカ・ウィルソン）のまっすぐな澄んだ瞳で、無邪気な笑顔でのうんと可愛らしい様子は、この記憶がもたないという設定にぐんと引き込まれてしまいました。

役所広司さん演ずる大貫が、今まで一人で頑張ってきて、だから自分というものを崩せないというところが、とてもつらかったのだろうなぁ、大変だったのだろうなぁと共感しました。

とにかくハチャメチャで面白く楽しく笑わせくれて、しかも、それぞれのキャラクターが世の中に、そうそうそう、こういった人いるよねーと、誰にでも当てはまるようなところがあって親しみを覚えました。日本映画界を代表する豪華キャストが、ほぼ全員がこれまでと全く違った役に挑んでいるのに拍手を送りたいです。特に、これまでのキャリアを全て捨てるかのような汚れ役を演じた妻夫木聡さんは絶賛ものクライマックスで役者たちを3DのフルCGキャラクターに変身させ、彼らの生の演技と連動させていく大胆な演出も、とても楽しかったです

観ていて涙がはらはらと。最後は、声を上げて泣きました。

ピュアな自分と向き合わせてくれる、

まさに大人にこそ観て欲しい作品です

エントリーでポイント5倍！4月3日24時までパコと魔法の絵本 特別版（2枚組）(DVD) ◆20%OFF！

人気blogランキングへ

ブログランキングに登録しています。お手数ですが、こちら人気blogランキングへからです。ご協力お願いします。