『 考えない練習 』 ～ 脳を休めましょう

始終、あれこれと考えてしまう私。

仕事でも何でも段取りを考えてこうしたらスムースに行くかなと考えてみたり、今、目の前で起きていることではないことも思い起したりして、考えごとをしていることがわりと多いように思います。

そんな私が興味をもったのが、

『　考えない練習　』

　　　　あなたのイライラが消せます

小池 龍之介　(ｺｲｹ ﾘｭｳﾉｽｹ)

1978年生まれ、山口県出身。月読寺住職、正現寺副住職。東京大学教養学部卒。

２００３年から２００７年まで、オテラとカフェの機能を兼ね備えた「iede cafe」を展開。それ以降「月読寺 つくよみじ」（東京・世田谷）に住まいながら自身の修行と、一般むけに坐禅会の指導をすることに専念。著書に『「自分」から自由になる沈黙入門』（幻冬舎　2008）、「偽善入門」（サンガ　2008）『もう、怒らない』（幻冬舎）、『考えない練習』（小学館）など多数がある。　
家出空間 http://iede.cc/

月読寺は世田谷区というので調べてみたら、私の家のすぐ近くにありました。イライラはしてないから、どうしたら考えないで脳を休めることができるようになるのだろうかと興味を持ちました。

文章も明快でわかりやすく丁寧。考えない練習という タイトルに囚われず対人関係からインターネットとの付き合い方 食生活・呼吸から、香水の選び方・職場での対処法まで多岐にわたる内容。どう生きたらいいかわからない。常にいらいらしてる。 もしくはむなしい。常に頭で色々考えてしまう。あの人から言われたことが 忘れられない。こういったがんじがらめになった糸を するすると解いていき、そしてどうしたらもつれなくなるか、 また、もつれそうになったらどうするか？誰にでも実行できる方法が わかりやすく丁寧に書かれています。漠然と説明するのではなく できあがった機械をばらばらにして、部品の一つ一つの役割や意味まで 解いてくれるような、やさしい本です。

瞑想、微笑、深呼吸の必要の必要を切に感じました。
この３つをモットーに、思考ノイズにとらわれすぎず、 体の声をもっと聞いてみようと気づかせてくれたことは、大きな収穫のひとつ。

この本では日常生活の中で実践できる心の持ちようが書かれていて、 目の前の人に嫌なことを言われた時にどうするか、 自分が余計なことを言いたくなってしまった時にどう抑えるか、 ネットやメールで気をつけることなど、 実用的な事柄がまとめられていると思う。 周囲や世の中のムードに流されず、自分としっかり向き合うための本。

とのこと。

「お釈迦様が説いたのは、宗教や儀式ではなく、おけいこをして心をコントロールする『道』でした。だから私は仏教とは呼ばず、『仏道』と呼んでいます。」

脳の暴走を止めて事実だけを見つめ、

目の前のやるべきことをやる練習こそが、仏道のおけいこなのだ。

　　　　　　　　　　4月1日の読売新聞 夕刊より

とても納得です。私の信条としていることのひとつが、

目の前のやるべきことをやる

私自身、考えすぎてちょっぴり疲れてしまうふしはあるように思います。

下手の考え休むに似たり

たぶん、あまり考えこまないで気楽に行こうという心のもちようの方が

人生、上手くいくのです。

内なる心の声と向き合うために、脳を休めて、

まっさらな状態の自分にする

それが一番の方法のように思います。

考えない練習

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