『 曲げられない女 』 ～ 信念をもって私もがんばろう！

今期のテレビドラマは観たいと思うものがほとんどない中、このドラマはとても面白く観ていました。

『　曲げられない女　』

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今の時代、相手に合わせて自分の意見や態度を変えることが上手な生き方だとされています。確かに自分の心にウソをつき、周りと折り合いながら生きるのは楽なこと。けれども、本作の主人公・菅野美穂さん演じる荻原早紀は、人にどう思われようとかまわない。どんなにボロボロになっても自分の生き方を貫いていく。

世間に流されず自らの道を突き進む、３３歳の「曲げられない女」。男にこびを売ることも同性に気を使うことも嫌う。司法試験には９回連続で失敗中のベテラン浪人だが、法律事務所の事務員を務めながら、決して弁護士の夢をあきらめない。もちろん、心揺れるときだってある。

『空気を読む』とか『引く』ことがスマートだとされる中、信念を持って『意志を貫く』というのは、閉塞感のある今、とても必要なことなのかもしれないと感じました。

観ていて、主人公の荻原早紀のがんばりに、せつなくて息が苦しくなることもありました。あの゜シャッターが開いた瞬間゜、早紀が全身全霊で自分のありのままをさらけ出すとき、ものすごい迫力で、でも、本当にそのとおり！と納得のゆくことばかりで、いつもパワーをもらっていました。これまで観ていた菅野美穂さんのドラマで、私は一番の当たり役だったように思いました。遊川和彦氏の脚本はさすがに上手いです。人生をコツコツ積み重ねる真っすぐな生き方が強くて素敵でした。信念をもって私もがんばろう！って思います。

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