祝☆銀メダル☆おめでとう！浅田真央ちゃん ～ 【バンクーバーオリンピック 女子フィギアスケート】

本当にすごい戦いだった。 バンクーバーオリンピック開幕前から、そして、ショートプログラム（ＳＰ）のあとも、この女子フィギアスケートの金メダルは、いったい誰が？バンクーバーの女神は誰に微笑むのか？と、勝負の行方を見守っていました。本当にこんなにもはらはらどきどきしながらのオリンピック中継観戦は、生まれて初めてでした。

ショートプログラム（ＳＰ）２位の浅田真央選手（１９）は、フリーの演技を終えて、合計は自己最高となる２０５・５０をマークしましたが、金妍児（キム・ヨナ）選手（１９＝韓国）に及ばず銀メダルとなりました。

これまで浅田選手は、オリンピックの金メダルが欲しいですと答えていて、日本中のみんなの期待を一身に背負って挑んだ、初めてのオリンピック。自分にもライバルにも負けたくないと、一生懸命がんばってきた結果の銀メダル。本当に立派だと思います。メダルの色が、望んでいた金色ではなかったのは、とてもとても悔しかったと思いますが、このフリーで、トリプルアクセルを２度成功させたことは世界初なのです高く評価されるべきだと思います。浅田選手の気迫のこもったラフマニノフの「鐘」は、とても心に響き渡りました。インタビューに涙で答える浅田選手を見ていて、納得がいく演技ができなかった悔しさが、こちらにまで伝わってきてせつなかったです。

４年後のソチオリンピックで、勝つためのプログラムとさらなる進化を遂げれば、望んでいた金メダルも手にできるのではないでしょうか。バンクーバーで本当に悔しい思いをしたから、今度のソチでは、金を！と思えば、さらに向上していくことでしょう。これからの４年間で、どんなふうにさらに磨きをかけてゆくのか、本当に楽しみです。

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キム・ヨナ選手は、全くすきのない完ぺきな演技で自己最高を大きく更新する１５０・０６。合計でも世界歴代最高となる２２８・５６を記録して金メダルに輝きました。銅メダルは母親が数日前に急死してしまったという中で、懸命な演技を見せたロシェット（カナダ）でした。

キム・ヨナ選手のしなやかな滑り、演技力。ここ数年の女子フィギアでの金メダル選手は、ブルーを基調とした衣装を身に着けていたというジンクスどおり、彼女もブルーの衣装を身にまとい、水のように軽やかに演じきっていました。ショートプログラム（ＳＰ）の「００７」のボンドガールといい、このフリーのガーシュゥインといい、どうしたら自分をより個性的に美しく観ている人たちすべてに受けることができるのか。スケーティングの技術力の高さもさることながら、見せる技術＝演技力に長けていたと思います。

安藤美姫選手（２２）はクレオパトラを演じきり、合計１８８・８６で惜しくもメダルに届かず５位。鈴木明子選手（２４）は自己最高の合計１８１・４４で８位入賞を果たしました。

こうして男子フィギアと同様に、女子の３人の選手もみな入賞を果たすというのは、素晴らしいことだと思います。日本のフィギア界のレベルの高さを感じました。おめでとうございます

メダリストの選手たちによるエキシビジョンも、今からとても楽しみにしています。

すべての選手の健闘を称えて、

美しい氷上の決戦を観ることができたことに感謝しています。

本当に素晴らしいオリンピックの歴史に残る氷上の戦いでした。

ラフマニノフ　「 鐘 」

ハチャトゥリャン　　「 仮面舞踏会」

空に向かって　　キス・アンド・クライ

ニコライ・モロゾフ

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