「 しがみつかない生き方 」 ～ 自分のしあわせの尺度は

しがみつかない生き方

　　　―　「ふつうの幸せ」を手に入れる10のルール

昨年、本屋さんで見かけて、タイトルに興味を持って読みました。精神科医の香山 リカさんが書かれたものですが、ご自身の診てきた患者さんの話などのさまざまな事例を踏まえ、ふつうの幸せを各々が見出すには、何が大切なのだろうかというのを説いていました。 

でも、私は、あくせくせず、しあわせを追い求めて悩んだり苦しんだりせず、もっと今のありのままの自分の中のささやかなしあわせを大切にというのも、御説ごもっともと思いますが、そんなふうに浮世のたくさんのいろんな形のしあわせを、もしかしたら、努力して、しがみついてでも、試行錯誤して、手に入れることの方が、充実感のある人生のように思います。しがみつかない生き方なんて、そんな生き方は、仏門に入ったり、聖職者となったりするのでもなきゃ、そのように達観して生きることなんて、果たしてできるのだろうかと思いました。

昨今、　　この香山 リカさんをカヤマー、

経済評論家の勝間和代さんをカツマーと呼び、

二人のしあわせの求め方や成功論をさまざまなメディアで論戦を戦わせていますが、私は、勝間さんの本はまだ未読ゆえに、どちらに共感するともいえません。少なくとも、それぞれが歩んできた半生をもとに、こうしたそれぞれの持論があるのだと思います。

TVや書籍、雑誌などのメディアでお二人が口角泡を飛ばして論戦しているのを見ると、マスコミに仕立て上げられているとはいえ、なんだかなぁ、もっと自由な、がんばりすぎず、あきらめることもなく、己の目指すしあわせをつかむことだって、可能なのではないかなぁと思います。

自分のしあわせの尺度をしっかりと見据えて、

一歩、一歩確かな道を歩んでゆきたいです。

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