『 いつか晴れた日に 』 ～ 恋愛するなら♪

ずっと以前から、観たいと思っていた作品を

ようやく観ることができました。

『 いつか晴れた日に 』

原題 : Sense and Sensibility
製作年 : 1995年

Directed by 　アン・リー
Original Author ジェーン・オースティン
Starring　　エマ・トンプソン、アラン・リックマン、ヒュー・グラント
　　　　　　 ケイト・ウィンスレット　ほか

かれこれ、15年前の作品です。ロードショーで公開されたとき、とても魅かれていたのですが、その後も、タイトルどおり、『 いつか観よう！ 』と思いながら、ようやくこのお正月に観ることができました。

19世紀初頭。イングランド南西部の近代英国を舞台に、対照的な性格の良家の姉妹が、結婚をめぐる愛とお金の問題を越えて幸福をつかむまでをコミカルに描いた一編です。18世紀の女性作家ジェーン・オースティンが1795年に発表した小説『いつか晴れた日に／ 分別と多感』を映画化したもので、脚色は、本作で主演もつとめたエマ・トンプソン。映画の脚本は初挑戦だったにもかかわらず、第68回アカデミー脚色賞を女優として初めて受賞。主要キャストも彼女の人選によるもので、英国を代表する映画・舞台俳優が集結しています。監督は『ウェディング・バンケット』『恋人たちの食卓』で、ニューヨーク・インディーズの旗手となった台湾出身の映画作家、アン・リー。エグゼクティヴ・プロデューサーは『サブリナ』のシドニー・ポラックなどなど。共演は『乙女の祈り』のケイト・ウィンスレット、『恋する予感』のアラン・リックマン、『9か月』のヒュー・グラントほか。第68回アカデミー賞脚色賞受賞(エマ・トンプソン)はじめ、各賞にノミネート。96年度のキネマ旬報外国映画ベストテン第10位というのですから、評価は高かったということでしょう。

そう、本当に映画らしい映画でした。広々とした広大な緑あふれるイングランドの風景の中で繰り広げられる、姉妹の恋愛模様は、さて、いったいどんなエンディングかしらと、最後まで、観ていてやきもきしました。恋愛と結婚は別というのは、昔も同じだったのだなぁと。（同じ場合ももちろんあると思います。）原題のSense and Sensibilityというのは、分別と多感という意味で、このふたりの姉妹をあらわしています。恋愛におくてな姉を、あぁ、もっとちゃんと自分の気持ちを伝えなきゃ！と応援したり、多感な妹の奔放な恋愛に、だから、恋愛にのめり込んじゃだめだよーと思ってみたり。ヒュー・グラントが、えっ？！と思うほど、背が低めに見えたのは、あれは衣装のせい？ちょっと首回りが・・・。アン・リー監督の作品は、これが初見でしたが、他の作品も興味深いです。この時代に生まれていたら、さぞかし女性は、大変だったのだろうなぁと。現代との生活や身分意識のちがいも考えさせられました。でも、いろんなことを思いながらも、のんびりとして、清々しい気持ちになれる作品でした。

人気blogランキングへ

ブログランキングに登録しています。お手数ですが、こちら人気blogランキングへからです。ご協力お願いします。