『 箱根の山（箱根八里） 』 を歌う

父が「この歌を知っているか？」と歌いだしたのが、

♪ 箱根の山は　天下の険

ド

あぁ、確かに知っている。でも、歌詞は全部わからないわ。

父は、民謡の師範で、以前は、父の教室に300名ほどの生徒さんたちがいました。父のよく響く歌声に、幼い頃から聴いていた父の歌を懐かしく思いました。

箱根へは、私は何度か行ったことがありましたが、

この箱根の山の歌に注目したのは、今回が初めてです。

ドライブ　　ドライブ　　ドライブ　　ドライブ

　　『 箱根の山（箱根八里） 』

ライブ

第一章

ドライブ　　ドライブ

箱根の山は　天下の険
函谷関（かんこくかん）も　物ならず
万丈（ばんじょう）の山　千仞（せんじん）の谷
前に聳え（そびえ）　後に（しりえに）支う（さそう）

雲は山をめぐり
霧は谷をとざす

昼なお暗き杉の並木
羊腸（ようちょう）の小径（しょうけい）は
苔（こけ）滑らか
一夫関（いっぷかん）に当るや
万夫（ばんぷ）も開くなし

天下に旅する　剛毅（ごうき）の武士（もののふ）
大刀（だいとう）腰に　足駄（あしだ）がけ
八里の岩ね踏み鳴す（ならす）
斯く（かく）こそありしか
往時（おうじ）の武士（もののふ）

ドライブ　　ドライブ

ドライブ　　ドライブ

第二章

ドライブ

ドライブ　　ドライブ

箱根の山は　天下の阻（そ）
蜀（しょく）の桟道（さんどう）　数（かず）ならず
万丈（ばんじょう）の山　千仞（せんじん）の谷
前に聳え（そびえ）　後に（しりえに）支う（さそう）

雲は山をめぐり
霧は谷をとざす

昼なお暗き杉の並木
羊腸（ようちょう）の小径（しょうけい）は
苔（こけ）滑らか
一夫関（いっぷかん）に当るや
万夫（ばんぷ）も開くなし

山野（さんや）に狩する　剛毅（ごうき）の壮士（ますらお）
猟銃肩に　草鞋（わらじ）がけ
八里の岩ね　踏み破る
斯く（かく）こそありけれ
近時（きんじ）の壮士（ますらお）

ドライブ　　ドライブ

作詞　鳥井 忱.

作曲  滝廉太郎

ドライブ　　ドライブ

李白の漢詩『蜀道難』の一節「一夫當關　萬夫莫開」が歌詞に織り込まれるなど漢籍にみられる故事や古典、歴史に由来する事項が多く盛り込まれていて、比較的難解ですね。

歌詞に登場する「函谷関」は中国の長安と洛陽の間、長安のある漢中の地への入り口を扼する関所で王朝の死命を制する要衝として有名であり、『史記』における漢の劉邦と楚の項羽の攻防や孟嘗君の故事などで知られ、また「蜀の桟道」は蜀の地、すなわち四川盆地を守るに堅い要害としている山中の難所でやはり劉邦の天下取りへの備えとなった故事があるそうです。いずれも箱根の関所のある山道の険しさを東洋史、漢籍古典になだたる難所要害にたとえているものとのこと。

ドライブ　　ドライブ

ドライブ　　ドライブ

冬晴れの日の心地よいドライブは

父の歌があったり、父のこれまでのいろいろな話しを聞くことができて、とても楽しいものとなりました

人気blogランキングへ

ブログランキングに登録しています。お手数ですが、こちら人気blogランキングへからです。ご協力お願いします。