夜の「元三大師中開帳」 ～ 深遠たる静けさの中に

深大寺

http://www.jindaiji.or.jp/

深大寺を訪れたのは、初めてです。以前からとても行きたいと思ったいたお寺さんでした。この週末は、特別に夜間拝観を行っているとのことで、昼間に行く機会はまたあるかもしれないけど、夜の静けさの中での拝観をと思い、出かけました。

境内の木々も黄色や赤に色づいた、夜の深大寺。

大きな紅葉が燃えるような赤で闇夜に美しく。

要所要所でお坊さまが展示されている

深大寺にまつわる書や絵画などの説明をして下さいます。

そして、いよいよ深大寺の元三大師像を拝観しました。

http://www.jindaiji.or.jp/special_event/1025nakagaicho.php

深大寺の元三大師像は普段決して見ることの出来ない秘仏です。　５０年に１度の本開帳と中間の２５年毎の中開帳の機会にだけ、直接お参りする事が出来る大変有難い尊像です。今年は、25年の中開帳にあたるとのこと。

今から１０００年前、元三大師みずからが彫った像で、その高さは、座った状態で２ｍ。頭の部分が身体に比べて大きいのは、見上げるような高い場所におまつりしてあったためとのこと。七体あったもののひとつが、比叡山からここ深大寺に運ばれて、他のものは、織田信長の比叡山焼き討ち事件の際に、すべて焼かれてしまったそうです。

幻想的な雰囲気の中、元三大師像と心を穏やかにしてじっと向き合います。

そのお姿を拝見していると、歴史あるこの深大寺にて、1000年も前の当時に思いを馳せ、夜の静けさの中で、とても心のあらわれるひとときでした。

御朱印もしっかりと戴いてきました。

ご縁にみちびかれてこうしてお参りできて、本当によかったです。

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