『 さまよう刃 』原作本を読んで

映画　『 さまよう刃 』

http://yaiba.goo.ne.jp/index.html

の原作は、「秘密」「容疑者Xの献身」など映画化が相次ぐ東野圭吾氏の150万部突破の大ベストセラー小説です。

9月にこの原作の『 さまよう刃 』を読みました。　感想

寺尾聰、竹野内豊、

伊東四朗、山谷初男、酒

伊東 遥

井

どうなるの？いったい次は、どんな展開になるの？

卓越した情景描写。心を深くえぐられるような果てしない悲しみ。

ぐいぐいと引き込まれて読みすすめ、すっかりとりこになりました。

正義って、なに？

さまよう刃の意味は？

もしも自分だったら復讐したいと思うのか？

どうして悪は生み出されるのか？

悪がない世の中にはならないものなのか。

読み始めて2日目の夜には、映画の中で主演を務める主人公の長峰役の寺尾聰さんが夢に出てきて、私が一生懸命、この『 さまよう刃 』の原作を読んでどんなふうに思ったかを、寺尾さんに話していました。

とても衝撃的な作品であり、作者の東野圭吾氏が訴えたかったこと

が心に響きました。

少年法というものが果たして、正しいのか？

悪は善となりうるのか？

被害者家族の絶望と底知れぬ悲しみは、どう扱われるのか。

とても読みごたえがあり、これまでまったく考え及ばなかった

少年犯罪・少年法や悪と復讐、

そしてさまざまな立場での人間の在り方を深く感じ入りました。

いよいよスタートした裁判員制度と切り離せない問題に鋭く切り込んでいます。本当に多くの人にぜひ考えていただきたい作品です。

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