『 風が強く吹いている 』 ～ 逆境に強い私

゛走る゛ってなんだろう。

自分の人生の中で゛走る゛とは。

゛生きる゛とは。

先日、試写会で観ることができた

『 風が強く吹いている 』

http://www.kaze-movie.com/index_pc.html

10月31日公開

から、これまでの自分の中での゛走る゛ということについて。

『 風が強く吹いている 』 は、

箱根駅伝に挑む大学生たちの青春を描いた、直木賞作家・三浦しをんによる同名小説の映画化です。主演に小出恵介、林遣都。　大森寿美男脚本・監督。

とにかく、何度でも観たい今年度、私の中ではベスト１０入り

邦画部門では、2位と思えるくらい、とても爽やかで力強く

走るということ、挑戦することを伝えてくれた素晴らしい作品でした。

箱根駅伝を目指す彼らの走りを観ていて、

自分が走っていた頃を懐かしく思い出しました。

私が生まれたのは、新潟県中魚沼郡津南町。魚沼産コシヒカリが日本一美味しい、雪深い山あいの町です。小学校の体育の授業は冬場はスキー。それも、アルペンスキーだけでなく、クロスカントリーといって、あの細い板のスキーで野山を駆けるというものもあるのです。小学校5年6年の頃には、私は、クロスカントリーの選手でした。冬になると、町の大会を目指して、放課後、学校の周囲を練習で走ります。どんなに吹雪いていようが、どんなに雪が降り積もろうと、練習、練習です。

ある日、何かにとらわれていて練習に出るのが少し遅れてしまい、しかも外は猛吹雪。そしてその日はタイムトライアルの日だったのですが、スキーに塗布するワックスの調整が難しく、（クロカンは、滑るワックスと止めるワックスの両方を板に塗るのです）こんな日にかぎってと思いながら、でもがんばらなきゃ！と吹雪の中、一生懸命走りました。すると、これまでで、一番よかったタイムが出たのです。思わぬ結果に、゛私は、逆境に強いんだ！！゛と子供心に思ったのをよく覚えています。

これまで、どんなに大変なことがあっても、

自分自身に言い聞かせるように

そうだよ、私は逆境に強いんだから、だから、がんばれる！

と自らを鼓舞してきました。

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