『 さまよう刃 』 ～ 今秋、一番の注目作品

あなたなら、どうしますか？

正義とは何か。誰が犯人を裁くのか。

“少年法”に保護されている、残虐な犯罪を続ける少年犯たち－。

ひとりひとりの心に問いかける作品となるでしょう。

『 さまよう刃 』

http://yaiba.goo.ne.jp/index.html

「ガリレオ」に『容疑者Xの献身』、「流星の絆」など、次々とベストセラーを世に送り出し、その著書が映像化されるたびに大きな話題を呼ぶ東野圭吾。そんな彼の多様にわたる作品群の中でも、かねてから“問題作”と言われてきた『さまよう刃』が寺尾聰、竹野内豊らをキャストに迎え、映画化されました。

「さまよう刃」は、2004年に出版され、昨年文庫化。少年法と世間、被害者感情の乖離をテーマに描き、現在までに100万部を超えるベストセラーとなっています。

竹野内豊
『半落ち』（'03）では妻を殺害した上で自ら警察に出頭する主人公の刑事を、『博士の愛した数式』（'05）では80分しか記憶が持たない数学者を演じ、強烈な印象を残した寺尾さんですが、東野作品への出演は今回が初めて。

いまから、いったいどうなってしまうのだろう？寺尾さん演じる主人公の父親の苦悩は？決意は？そして結末はどうなるのか・・・。

監督・脚本　益子昌一

寺尾聰
竹野内豊
伊藤四朗
長谷川初範

竹野内豊
伊藤四朗
長谷川初範

日本で裁判員制度が始まり、もしかしらた、自分が司法の場に立ち会うこととなる可能性を誰もがもっているのです。

法を守らない加害者たちと、法に守ってもらえない被害者たちという現状を、この『 さまよう刃 』で、まざまざと見せつけられることとなるでしょう。ひとりひとりの心に、裁判や司法のあり方に一石を投ずる作品となることと思います。

私の今秋の一番の注目作品です。

『 さまよう刃 』

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