声が出ない

それは２００５年の春、３月の末のことでした。

大切な大きな司会のお仕事を終えて、母と叔母夫妻と一緒に、二泊三日で、箱根神社参拝＆鎌倉・横浜をめぐる旅に出かけました。

その初日の夕方のことです。箱根神社の参拝をすませて、芦ノ湖をあとにしようとしたときから、なんだかヒューッと喉がしめつけられるような感じがしました。あれ？なんだかおかしいって思いながら、宿に着いたのですが、その晩から、どうも風邪を引いたのかなと。

みんなで長谷寺や鎌倉の大仏さま、横浜の中華街などを楽しんで、母と叔母夫妻が新潟へ帰郷し、私は帰宅したのですが、症状は改善されぬまま。

成城の耳鼻咽喉科の専門医に行くと、

診断は、【 急性声帯炎・ 急性喉頭炎・急性咽頭炎 】とのこと。

とにかく、喋らないように。お薬を飲むようにと言われました。

とてもショックでした。どうしよう？って。

歌を忘れたカナリヤじゃないけど、声が出ないアナウンサーなんて。

喋ることが商売の私が、喋れないのですから。

話そうとしても、喉が痛いし、声が小さくかすれてしまいます。

喋ることができないもどかしさと、

いったいいつになったら、治るんだろう？

本当にまた以前のように喋ることができるようになるんだろうか？

とても不安な毎日でした。

to be continue.

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