好きな言葉は 『 風 』

松本 隆（まつもと たかし、1949年7月16日 - ）

東京都出身。作詞家。

細野晴臣、大瀧詠一、鈴木茂と

伝説のロックバンド「はっぴいえんど」を結成。

ドラムと作詞を担当　解散後　作詞家となる。

'80年代よりはっぴいえんど時代の仲間たちを歌謡界に呼び寄せ、

ヒットメイカーとしての快進撃が始まる。

ミリオンセラーとなった細野とのイモ欽トリオ「ハイスクールララバイ」や

大瀧詠一の大ヒット・アルバム　『A LONG VACATION』、

第23回日本レコード大賞を受賞した寺尾聰の「ルビーの指環」、

そして松田聖子の24曲連続オリコン1位中・17曲を手掛けるなど、

歌謡界で一時代を築き上げた。

佐野元春さんによるインタビューの中で、

・好きな言葉は 『 風 』

・嫌いな言葉は、無い。

・愛するひとへの最期の伝言「ごめん」

・好きな映画は『 ドクトル・ジバゴ 』と『 麦秋 』

と語っていました。

後日、調べてみたら、ご自身で現在、自主レーベル「風待レコード」を設立し若手の育成にも努めていらっしゃるとのこと。

Part1では、はっぴいえんど時代のお話。

言葉の独特の作風で都市に暮らす人々の心象風景を「ですます」調で描き、一部に熱狂的支持者を生むとともに日本語ロック論争の発端となりました。

その後につづいて、寺尾聰さんについて触れていたのが、

私にはとても興味深かったです。

松本さんが中学生のときに、勝ち抜きエレキ合戦というテレビ番組に寺尾さんが出場し、4週連続チャンピオンとなり、日テレ・世界に飛び出せニュー・エレキ・サウンドに出場しグランドチャンピオンとなったそうです。
寺尾さんがボーカルとベースを弾いていたその姿を観ていて、松本さんにとっては、寺尾さんが、中学時代からの憧れの人だったとのこと。

そして、後に、詞を頼まれて再会。

あの、名曲 『　ルビーの指環　』　の

【　くもりガラスの向こうは風の街　】

というのは、松本さん曰く、

「　僕の寺尾さんへの最大の賛辞　」なのだそうです。

松本さんの好きな言葉は、『　風　』ということですから、

くもりガラスの向こう＝自分にとっての憧れ

そこにいるのが、『　風の街　』　である、

寺尾聰さんなのです。

TBS『ザ・ベストテン』では、『ルビーの指環』『シャドー・シティ』『出航 SASURAI』が3曲同時にベストテンにランクインされ、『ルビーの指環』12週連続1位の栄誉を讃えた真紅の記念シートも設置された話なども触れていらっしゃいました。

寺尾さんは、とてもいい感じで年を重ねてきている。

という松本さんのお言葉が、

寺尾さんのことが大好きな私には、とっても嬉しかったです。

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