国宝 瑞 巌 寺

松島といえば、

国宝 　瑞　巌　寺

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瑞巌寺は正式名称を「松島青龍山瑞巌円福禅寺」といいます。

松島の瑞巌寺、平泉の毛越寺と中尊寺 、山寺の立石寺は、いずれも平安時代に慈覚大師円仁が開いた古刹です。円仁は、栃木県の人。９歳で仏門に入り、比叡山延暦寺の最澄の弟子となりました。835年には遣唐使とともに入唐し、天台宗の霊山の一つである五台山大華厳寺、長安の青竜寺などで天台密教の秘法などを得て帰国。第三代天台座長となると、弟子の育成、天台宗の普及、比叡山延暦寺の躍進に尽くし、死後、慈覚大師の謚号（しごう）を贈られたのです。なるほど、だから、四大名刹（瑞巌寺・中尊寺・毛越寺・立石寺）参拝の御朱印の案内があったのだとわかりました。

国宝 　瑞　巌　寺　　沿革

http://www.zuiganji.or.jp/html/enkaku.html

上記の沿革は、とても興味深かったです。

現存する本堂・御成玄関、庫裡・回廊は国宝に、御成門・中門・太鼓塀は国の重要文化財に指定されています。

瑞巌寺は、1600年に伊達政宗が仙台城下の経営を始めるとともに改めて重要視しされ、桃山文化の粋を集めた伽藍が1609年に再興、伊達家の菩提寺となりました。海岸にも五太堂や観瀾亭が造られ、”日本三景”と言われた松島の中心となっています。

本堂（ほんどう）＜国宝＞

南東に面し、正面39.0m、奥行き25.2m
入母屋造・平屋・本瓦葺。慶長14年(1609)完成。
内部は禅宗方丈様式に武家邸宅の書院を加えた１０室間取で、　　東・南・西三方に上縁・下縁を巡らしております。
南西端に御成玄関が付属しております。

中に入って見学したのですが、特に唐戸や欄間、あるいは襖や床の間の豪華な絵画がとても見事でした。

庫裡（くり）＜国宝＞

庫裏とも書きます。禅宗寺院の台所。
正面13.78m、奥行き23.64m。
大屋根の上にさらに煙出しが載っています。
他にない巨大さで、本来実用本位の建物に唐草や花肘木の彫刻が施されたことに、政宗公の美意識をうかがえます。

巨大さと妻飾りの彫刻、白壁と木組みのコントラストがとても美しかったです。

臥龍梅（がりゅうばい）＜県指定天然記念物＞

政宗が文禄２年(１５９３年)、豊臣秀吉の命で朝鮮に出兵した折、かぶとを植木鉢にして持ち帰りました。慶長１４年(１６０９)、当寺落慶の時に政宗公自ら手植えしております。
中門より入って左が白、右が紅。その姿が臥せた龍に似ていることから臥龍梅と名付けられました。

５月という季節だったので、花が咲いてはいなかったものの、歴史のある樹にとても風情を感じました。

本堂へと続く参道は、両脇に鬱蒼たる杉木立が続き，その両側に江戸時代には，十二の塔頭がありました。 崖際には、修行僧が生活した場所、苔むした洞窟，石碑，石塔，石像郡がありました。

瑞巌寺は、とても静寂かつ厳粛な雰囲気で、

歴史の重みを感じ、心落ち着く

とても素晴らしい寺院でした。

またぜひ訪れてみたいものです。

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