究極の親子愛 ～ 『 白い春 』

今日がとうとう最終回。

ちゃんと父親としての名乗りを上げることができるのだろうか。

『 白い春 』

http://ktv.jp/haru/index.html

自分の娘だとは知らずに娘と出会ってしまった男・春男（阿部寛）。自分の娘ではない少女を一生懸命育てている男・康史（遠藤憲一）。その二人の父親の間で揺れる娘・さち（大橋のぞみ）。

刑務所から出所してきたどうしようもない男が、わが娘と出会うことによって変わってゆく。
不器用ながらもひたすら娘を愛する姿を、ときにユーモラスに描いた、“究極の親子愛”の感動のヒューマンドラマです。

今期、一番楽しみにしていたドラマが、とうとう今日で最終回。

はじめから全部観ていたわけではなかったのですが、これが、見始めるともう本当に面白く、楽しく、そして、心にじーんとしみわたる、とても深くて心あたたまるひとときをもたらしてくれました。

はじめのうちは、とても怖かった阿部寛さんが、（元ヤクザで刑務所帰りという設定ですから）お話しがすすむにつれて、次第に表情がやわらぎ、そばにいても父親だと名乗れぬまま、無骨に娘を愛おしく想っている姿が、本当に見ていてせつなかったです。

これまで数々のドラマで主演してきた中で、こんなにも阿部さんの新たな新境地を開拓してくれた、とても素晴らしいドラマだと思いました。

娘役を演じるのは映画「崖の上のポニョ」の主題歌で国民的ブームを巻き起こした大橋のぞみちゃん。のびのびとした愛くるしい演技の上手さにびっくりしました。

遠藤憲一さんや吉高由里子さんなど脇をかためる俳優陣も素晴らしく、とてもよいドラマでした。

私にとってはとても楽しみにしていた癒やしのひとときでした。

今夜の最終回で、二人は親子としての対面を果たせることができるのか、どんなラストになるのか。ハッピーエンドを楽しみにしています。

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