『 消されたヘッドライン 』

「新聞は3日もたてば、ゴミ箱行きだ。

しかし、俺たちが追っているのは一流のニュースなんだ！」

『 消されたヘッドライン 』

http://kesareta.jp/

マスコミ公開前に試写にて。

ラッセル・クロウ
ベン・アフレック
ヘレン・ミレン
レイチェル・マクアダムス
ジェイソン・べイトマン

ラッセル・クロウ
ベン・アフレック
ヘレン・ミレン
レイチェル・マクアダムス
ジェイソン・べイトマン

イギリスBBCで放映された全6回のTVシリーズを「ボーン・アイデンティティー」3部作のトニー・ギルロイら現在のハリウッドで最も人気のあるライター3人が、舞台をアメリカに置き換えて翻案した本作。あるスキャンダルをきっかけに、巨大な陰謀に巻き込まれていく新聞記者たちの戦いの日々を描いたポリティカル・サスペンスです。

『ラストキング・オブ・スコットランド』のケヴィン・マクドナルド監督がメガホンをとり、新聞記者（ジャーナリスト）の活躍を描くサスペンスは、時に警察の捜査さえも及ばぬ事件の深い真相の闇へと、観ている者を少しずつ誘ってゆく緊張感を醸し出し、まったく気を抜くことが出来ない展開でした。

真実を追う新聞記者（ジャーナリスト）のラッセル・クロウ を観ていて、丹念に足で稼いで取材を行う、裏をとる、記事にしていくというジャーナリストの本質をあらためて思い起こしました。

新聞というジャーナリズム・マスコミの果たす役割、

                       真実を追う新聞記者の苦悩と葛藤。

新聞が記事となって工場で印刷され、トラックで運ばれていく様子が、新聞という存在をあらためて深く感じさせてくれるラストでした。政治やメディア、今のアメリカの国家権力や莫大な利権が絡む謀略の構図など、興味深く、とてもいい映画でした。

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