『エデンの東』～ジェームズ・ディーンの魅力

『 エデンの東 』 （East Of Eden1955）

映画が好きな母は、若かりし頃、映画館でこの『エデンの東』を観たと話してくれました。

こうしてようやく私も観ることができました。

とても有名な映画であるというのは知っていても、この作品を観たのは初めてです。

なのに、なぜ初めてなのに、この有名なメロディーを知っているのだろう。観終えたあと、不思議に思いました。

序曲があります。映画が始まる前に、音楽のみが流れるのです。気持ちを盛り上げてくれ、作品の世界へと入っていく。旧きよき映画ならではです。

カメラワーク。シネマスコープサイズでのアングルの妙。そういったところにも魅きつけられました。

そして、前述したようにつきつめると、旧約聖書からのとても深い物語なのです。

またなにより、ジェームズ・ディーンの作品を観たのも初めてです。

どうなるんだろうと目がはなせないジェームズ・ディーンの魅力。なんともいえない愛くるしい笑顔。

映画の中でのキャルは、まさにジェームズ・ディーンそのものではないかと。素直になれない青春特有のじれんまと、たまらなく今までに感じたことがない圧倒的な存在感。これで映画初主演だったとききます。素晴らしいです。本当に素晴らしい。

母の目には、この『エデンの東』はどんなふうに映ったのでしょう。今度、母と話してみたいと思います。

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