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『秋刀魚の味』

師走に小津。

暮れに小津安二郎監督 第51作

遺作となった『秋刀魚の味』を早稲田松竹にて。

妻に先立たれた男とその子供達の幸せの中にもなぜか潜む孤独と寂しさ、そして、娘を嫁に出す父親の心のうちを描いた作品です。

この作品は初めて観たのですが、作品名はとても有名なので知っていました。

小津監督自身は家庭を持たず、母と二人きりの生活を送ってきたそうです。その母をこの『秋刀魚の味』の構想中に失っています。娘を嫁に出した父、あるいは母の孤独というのは小津作品に繰り返し現れるシチュエーションですが、真の孤独を味わった小津監督によって描かれたこの作品での父親役・笠智衆の、淋しさに震える背中は小津監督自身の心のうちを見るかのようでした。

製作されたのは1962年。戦後の日本の発展してゆくさまをかいまみながら、あの戦争はなんだったんでしょうねと。ウイスキーを飲みながら友情を深める昭和の男たちの姿が描かれており、ショット・グラスに入ったストレートウイスキーを飲みながら、「おい、トリス」と注文するとカウンターにボトルが置かれ「グッと行きましょうよ、グッと」。そんな時は自分たちでボトルから好みの量だけショット・グラスにウイスキーを注ぎ、昔話に花を咲かせます。

「もし戦争に日本が勝っていたら私たちは今頃、ニューヨークですよ、アメリカの」と言う当時の部下。国産のトリス・ウイスキーが目の前に出され、日本は頑張っていると言うメッセージを伝えてくれています。そう、時代は「トリスを飲んでハワイに行こう」が一世を風靡した頃でした。

水割り、ストレート、ハイボール、オンザ・ロック、日本酒とお酒のシーンや食事をしているシーンが多いのも特徴です。海外でも高い評価を受けている小津映画ですが、『秋刀魚の味』はフランスでは秋刀魚が見当たらない、またお酒のシーンの多いことで『酒の味(LE GOUT DU SAKE)』というタイトルで親しまれています。

つづく

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2008年06月27日発売秋刀魚の味

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