韓国のスーパースター
この日のプログラムは、
メシアン/キリストの昇天
ブルックナー/交響曲 第7番ホ長調
(ノヴァーク版)。
なにより注目は、指揮のチョン・ミョンフン氏。
1953年韓国ソウル生まれ。幼少の頃よりピアノを学び、7才でソウル・フィルハーモニックとのデビューコンサートを。実姉ふたりもヴァイオリニスト、チェリストとして活躍しているそうです。ジュリアード音楽院で指揮法を学び、その名前が世界に知れ渡ることになったのは、パリ・オペラ座の音楽監督としての活躍によって(1989~94)。ベルリン・フィル、ウィーン・フィルなどの世界の超一流学団に客演し、現在は、フランス放送フィルハーモニー管弦楽団とソウル・フィルハーモニー管弦楽団の音楽監督を務めているそうです。韓国の子どもたちのための音楽環境プロジェクトにも取組み、96年韓国政府より最高文化勲章「金冠」が授与されて、韓国初の文化名誉大使としても活躍しています。
マーラー、ブルックナー、メシアン、べートーヴェンは、チョン氏が最も熱心に取り組んでいるレパートリーであり、その力強く情熱的な音楽を志向する姿勢は、まさに生真面目なブルックナーの曲にはぴったり。初めて生で聴くNHK交響楽団の演奏は、やはり本当に音が澄んでいて素晴らしい!豊かな楽想の流れに透明感もあり、ただただ、うっとりとするばかりです。チョン氏の指揮ぶりを見ていても、曖昧さの無い決然とした音楽を構築する手腕の確かさを感じました。演奏も素晴らしい出来で、何度もブラヴォー!と声が上がり、大きな拍手がいつまでもつづいていました。
まさに韓国のスーパースター日本や世界各地でも21世紀の音楽界をリードするひとりと言われているそうで、チョン・ミョンフン氏とN響という素晴らしい組み合わせに最高の夜となりました。
「日記・コラム・つぶやき」カテゴリの記事
- ◆大人気!【 今からでも間に合う! くるみ1日7個 血管若返り法 】~「たけしの健康エンターテインメント!みんなの家庭の医学」(2014.04.22)
- 今や私のライフワークです。~ 第19回新聞配達に関するエッセイコンテスト2012(2012.10.29)
- ■楽天最安値!【 エーオーセプトクリアケア 360ml/コンタクトケア用品 】激安(2012.07.01)
- ちいさん本当にありがとうございました!【ちい散歩 名優 地井武男さん 逝く 】 (2012.07.01)
- ☆大注目!【美と健康の宝箱!ナッツ▽くるみでダイエット!?アーモンドで老化&便秘予防▽ナッツダレでレシピ倍増】NHKあさイチ5月30日放送(2012.05.31)
「音楽」カテゴリの記事
- 【 新 春 万 福 】(2012.01.01)
- 『 glee (グリー) 』 大好き!最高です♪ ~ NHK BSプレミアム海外ドラマ 一番のお気に入り☆(2011.08.02)
- ■在庫あり!キャンディーズ / キャンディーズ タイムカプセル 【CD】 キャンディーズ 伝説(2011.04.23)
- ■超話題!【 キャンディーズ CD ベストアルバム 完全生産限定盤 】(2011.04.30)
- ■最安値!【 東方神起/Why? なぜ(Keep Your Head Down)リパッケージCD+ポストカード56枚 】(2011.03.11)
コメント
この記事へのコメントは終了しました。
おお(^^;)、鄭明勳の指揮でしたか。
先日のN響アワーではマーラーの第9をやっていましたね。相当すごい演奏だったようですね。
この日のメシアンとブルックナーは如何でしたでしょうか。メシアンは私も好きな作曲家なのですが、この作品は未だ聴いたことはありません(^^;)。どんな曲でした?
ブルックナーの第7は私も大好きな曲です。主調も長調ですし、一名「ブルックナーの田園交響曲」と呼ばれるように、豊麗でのびやかな楽想の音楽ですよね。
ブルックナーにつきものの改訂版の問題も殆ど全くありませんし、聴きやすく親しみやすい曲ですよね。
鄭明勳は、お姉さんのキョンファ・チョン(鄭京和)の方が早くから知られていましたね。最近ではチョン・キョンファよりも鄭明勳氏の方が耳目に触れる機会が多いようです。
早熟の天才肌と、大器晩成型の違いなのでしょうか。あるいはバイオリンと指揮という演奏者形の違いによるものなのでしょうか。
ではでは(^^;)
投稿: クフロ | 2008年3月16日 (日) 09時41分
クフロさんへ
はい!
素晴らしい演奏のN響を
生で楽しめたしあわせと、
なんといっても鄭明勳氏が
今回の私のN響デビューでの
大きな出会いでした(^0^)♪
鄭明勳氏は、N響アワーでの
マーラーの第9番も聴くことができて
最高でした!
私の大好きな指揮者になりました♪
メシアンは、
晩年、鄭明勳氏とも親交があり、
敬虔なクリスチャンと聞いています。
現代音楽の独特な音階に
メシアンの神に対する崇高な思いを
感じました。
ブルックナーも
敬虔なクリスチャンで、
協会のオルガニストであり
神の僕として
生きようとした音楽家ですね。
第2楽章のアダージョは、
尊敬していたワーグナーの死を悼んで
鎮魂歌として、とても心に響きました。
ブルックナーの旋律を
N響の深く透きとおった音で
堪能できました。
またぜひ機会を作って
N響やさまざまな演奏会を楽しみたいです♪
投稿: 葉 子 | 2008年3月21日 (金) 20時58分