『敬愛なるベートーヴェン』
相通ずるものがあった。私が先日、第九の演奏の際に心から感じたこと、そのままが。「神の言葉を音楽にするのだ」とベートーヴェンは言う。サントリーホールで第九を聴いた際に、「神の存在を感じずにはいられない」と書いたが、まさにこの映画でのベートーヴェンの言葉と同じ。崇高なる魂の調べは、才能は、神からの賜ったもの。 gift(贈りもの)である。
映画『敬愛なるベートーヴェン』は、1824年の名曲「第九」誕生の裏で耳の不自由なベートーヴェンを支えたの女性の物語。第九の初演のエピソードとベートーヴェンの晩年が描かれています。ベートーヴェンは耳が全く聞こえないのかと思っていたのですが、全く聞こえないわけではなく難聴だったのです。
当時の彼は大酒飲みで野蛮で野獣とも呼ばれていたが、作曲家としては天才でした。
耳が不自由という事でその分音楽の魂が研ぎ澄まされていて頭の中が素晴らしい音楽で一杯になるのでそれをアウトプットするために譜面を書いたそうです。ベートーヴェンというと、「第九」「エリーゼのために」「運命」など名曲がありますが、その人物像の本来の姿、そして苦悩というのは、なかなか知られざるものだと思います。各曲も堪能しながら、もう一度じっくりと味わいたい素晴らしい作品です。
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コメント
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Copyst アンナはフィクションですが、ベートーヴェンの晩年の作曲姿勢と思想は十分伝わる映画ですね。
下記に書き込みをしてみました。興味があったらご覧下さい。
http://mixi.jp/view_bbs.pl?id=12959119&comment_count=43&comm_id=14837
投稿: iga2448 | 2006年12月29日 (金) 19時02分
iga2448さんへ
コメントありがとうございます☆
音楽家の人生とその思想、そして目指すところはさまざまであって、
後世にこうして名を残し多くの人たちに感動を与え、
それを享受できる私たちはなんてしあわせなんだろうと
あらためて思います。
またどうぞお気軽にコメントお寄せ下さいね♪
投稿: 葉 子 | 2006年12月30日 (土) 11時22分
はるです。
作曲家を題材にした映画としては
傑作『アマデウス』がありました。
モーツァルトもベートーヴェンも
音楽にかけては天才。
まさしく神からのギフトを得ていたようでした。
私もその何分の一でもいいので頂きたい!
と思ってしまいました。
ハンディキャップといえば『博士の愛した数式』で
有名になった(?)オイラーの公式の大数学者オイラーも
晩年失明したが、研究活動を続けたんです。
投稿: はる | 2006年12月31日 (日) 00時29分
はるさんへ
コメントありがとうございます(^0^)
映画『敬愛なるベートーヴェン』再見しました♪
ベートーヴェンはモーツァルトのような天才ではありませんが、ひたすら努力することによって天賦の才能を開花させ、傑作を書き上げた作曲家なのですよね。
神さまはそのがんばりをあざ笑うかのように彼に難聴という試練を与えましたが、
それさえも狂気に似たエネルギーで乗り越えようとする、
まさに曲作りは「決闘」の場であったのでしょう。
作曲を通じて美を生み出しただけでなく魂を表現しようとした、
音楽史上初の芸術家なのですね。
「神の言葉」「神の意志を読み取る」というベートーヴェン。
10分以上の第九の初演のシーーンはまさに全身に鳥肌が立ち、
私はそこに神の降臨を見ました。
投稿: 葉 子 | 2007年1月 8日 (月) 22時37分