シャコンヌ
一曲目はバッハの〈シャコンヌ〉。これに決めた理由は、指揮者の下野氏いわく、三曲目のコリリャーノの交響曲のテーマがシャコンヌだからだそうです。第3楽章が舞曲のシャコンヌで出来ていて、それがこの交響曲の祈りのテーマになっています。コリリャーノがシャコンヌなのだから、バッハのシャコンヌを演奏して、プログラムに統一感を与えたいと考えたとのこと。そもそもシャコンヌというのは、フランス語で、音楽形式の一種。元来は緩やかな3拍子による16世紀の舞曲です。もっとも有名なシャコンヌは、バッハの『無伴奏ヴァイオリンのためのパルティータ第2番の終楽章 』。初めて知ったのですが、演奏会の曲目って指揮者の方が決めるものなんですね。体を前のめりにして熱のこもったヴァイオリンを弾いているオーケストラの人たち。分散和音や重音奏法を駆使した高度なヴァイオリン技法が生み出すオルガンさながらのハーモニーや、複雑な和音進行の中に隠された旋律を聴くとき、バッハの創りだした音楽の奥深さに感嘆せずにはいらせませんでした。
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