面 妖
これはどうしたことでしょう。顔が二つに割れて中から顔が出てきます。 私は面妖(めんよう)という言葉を思い出しました。宝誌和尚は、中国の僧侶で神通力のある怪異な人物として有名でした。梁の武帝が画家に宝誌の姿を写させようとしたところ、和尚は指で自分の顔の皮を裂き、 そこから十一面観音が顔を現しましたが、慈悲や威嚇の顔に自在に変化したので、 描くことが出来なかったといいます。
重要文化財 宝誌和尚立像
平安時代・11世紀/像高159cm
京都・西住寺
京都・西住寺
ひときわ異彩を放つ中に神秘性と深い御心を感じました。
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