駒形どぜう
賑わいの国技館からTAXIで、ほど近い駒形へ。店の前には人々の列。中には同じく相撲帰りと見られる大きな紙袋を持ったお客さんの姿も。「駒形どぜう」は江戸時代の商店の面影を残す出し桁造りの店構えで、脇の柳の木がまた風情を誘う。通りに面した二階には窓がなく、これ はその昔、大名行列が通るのを上から見下ろすのは何事かということで こういった造りに。江戸時代は享和元年(1801)創業の老舗「駒形どぜう」の暖簾をくぐる。藤畳の上に敷かれた細長い板をテーブルに、みなくつろいだ雰囲気でどぜう鍋をつついている。これはどぜう鍋を載せる火鉢の大きさに合わせて食べやすい高さにするためで、どじょう料理専門店ならではの光景。席に座るなり隣のお客さんが、 相撲はいかがでしたかと声を掛けてくる。
煮込んだどじょうを底が浅い鍋に並べてしょうゆベースの割り下で煮ながら、ネギをたっぷり載せて完成。鉄鍋の底が浅く薄っぺらであっという間に出来上がるのは、煮えるのが待ちきれない江戸っ子ならではの形。どじょうは魚類で最も多くカルシウムを含み、その吸収を助けるビタミンDも豊富とのこと。泥臭さなどまったく無く、思っていたよりも食べやすくとてもやわらかくて美味しい。ぬる燗を傾けながらどんどんと箸がすすむ。夏にアツアツのどぜう鍋を食すのは江戸時代から続く下町の風物詩。滋味豊かなどじょう料理の魅力を初めて知った。
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コメント
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享和元年て本当なら(本当でしょうけど)すごいなあ。
子供の頃、さすがにしょっちゅうではなかったけど3・4回泥鰌鍋を食べたことを思い出しました。あの頃はわからなかったけど確かに酒がとても進みそう。両国方面にはよく行くので、次は必ず行ってみようと思いました。
投稿: いたばっち | 2006年9月26日 (火) 15時04分
子供の頃食べていたのは泥鰌鍋でなくて泥鰌汁でした。どちらでもいいですけど。
投稿: いたばっち | 2006年9月26日 (火) 15時31分
nanryoに参加しているnandeです。 会社で駒形どぜうの経営者と懇意にしている方に
メールでこのブログを添付しました。
投稿: 佐藤隆一 | 2006年9月26日 (火) 15時49分
相撲見物に駒形どぜうとは、江戸の情緒を平成に持ち込んだみたいで、楽しい一晩でしたね!蒸し蒸し暑い夏の夜を、熱い相撲とどぜうで過ごす、かく汗粋な江戸っ子気質!というところでしょうか。(^^)
駒形どぜうには私も二度ほど行ったことがあるのですが、大名行列への気配りも鍋の薄い理由も初めて知りました。やはり、ああいう古いところには色々な由来があるんですね。へぇ~を連発してしまいました。(^^)
投稿: ☆Naka☆ | 2006年9月27日 (水) 00時50分
いたばっち さんへ
コメントありがとうございます!
享和元年は今から205年前になるんですものねー。
泥鰌汁(どじょうじる)って、古くから稲作地帯など
各地で味噌汁などに入れて食べていたものが、
安くてうまい庶民の味として定着したそうです(^0^)
またお気軽にコメントお寄せ下さいませ。
これからもどうぞよろしくお願い致します☆
佐藤隆一 さんへ
ありがとうございます!!
関係者に親しい方にお送りいただくなんて、光栄です☆
これからもご指導の程、よろしくお願い致します(^0^)
☆Naka☆ さんへ
「駒形どぜう」とってもよかったですよ!
ホント東京はいろんなお店があって奥深いですよね。
またこういった情緒を感じるところを訪れてみたいです♪
投稿: 葉 子 | 2006年9月29日 (金) 12時36分