孤 高 ~ 髙島野十郎
髙島野十郎という画家を私は知らなかった。今回、彼の作品を、いや 精神世界を見た。『傷ついた自画像』から絶筆の『睡蓮』までそして彼の絵画に対する宗教性を感じる手紙。「私は画壇にかかわらず、孤独を求め我が道を追求することこそが我が道の精進なのです」に、すべてがあらわれていると思う。
『雪つもる』『雨の法隆寺』『菜の花』などは、特に 印象的。そして連作の「月」においては、宇宙観、まさにそこに神の存在を感じた。また、連作『蝋燭』では、野十郎が蝋燭の炎に自分自身を見つめる孤高を感じた。もしかしたら、『蝋燭』は野十郎の自画像ではないだろうか。私はそこに野十郎の精神の孤高を感じた。
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