若冲と江戸絵画展
何と言っても伊藤若冲(いとうじゃくちゅう・1716年-1800年)!江戸時代に描かれたとは思えぬほどのスタイリッシュで軽妙洒脱な作品の数々を東京国立博物館・平成館にて。
若冲は京都の青物問屋の長男として生まれたが、熱心に家業に励むでもなく狩野派に師事を受けてひたすら絵の模写をしていた。また中国画の模写を続けるなど、その数、千点以上。やがて40歳になってようやく、もっと本物を描きたいと思うようになるのだが題材として鶏や花鳥を選び描き始める。彼の絵が今でも散逸することなく集められているのは生活のためではなく道楽として絵を描き続け、描いた絵はすべて寺に寄進していたという。また絹の地に、高価な絵の具を使って描くなど、200年以上たっても、発色の素晴らしさ、色鮮やかさを今にとどめる。その大胆で工夫のある構図・極彩色の色の塗りわけ・筋目描き・裏彩色・マス目描きとその超絶な技法によって、 まったくの独自の世界を展開した。
「神気」を鶏に見出した若冲にとっては、鶏は鳳凰に見えたのだろう。のびやかで自由な表現に魅了されたひとときでした。
若冲と江戸絵画展 公式 フォトライフ http://f.hatena.ne.jp/jakuchu/?of=50
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コメント
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ぃきなりのカキコごめんなさぃ。mixiで足跡が残ってたのでぁそびに来てしまいました!!
若冲素敵です☆
姉が上野の美術館に見にぃったのでアタシも!!と思ったらちょうど一日前に終わってぃました(笑)
印刷物でゎその工程が見えないので本当に美術館に行きたかったデス(つд⊂)
投稿: アリー | 2006年8月30日 (水) 10時36分
アリーさんへ
コメントありがとうございます(^0^)
確かに印刷物ではと思われるやもしれませんが、
「もっと知りたい 伊藤若冲 生涯と作品」という
ABCアートビギナーズコレクションという本は、解説もわかりやすく
作品がふんだんに載っているのでとっても楽しめます♪
本屋さんでご覧になってみて下さい☆
投稿: 葉 子 | 2006年9月10日 (日) 09時00分