宗 教 画~プラド美術館展
エル・グレコ 「十字架を抱くキリスト」潤んだ大きな目で天を仰ぎ見る姿は、すべてを受け入れるかのように諦観し、穏やかである。木の十字架を、あたかも何の重みも感じないというような優しい手つきでそっと抱きしめる神々しいその姿。プラド美術館の宗教画を観ていて、キリスト教がいかに古来よりヨーロッパの人々の暮らしの中に息づき、信奉されてきたか伝わってくる。光輪と天使、そして青いマントや衣は聖人の御印。聖書や聖人の伝説に含まれた逸話から主題をとった宗教画の数々。中でもムリーリョの「エル・エスコリアルの無原罪の御宿り」の柔らかな筆致と、どこかモデルの個性を残すような人物像の新鮮味を感じることができ魅力的で、いつまでもその場から動くことができなかった。
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コメント
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チケット有難うございました!
とても感動する作品ばかりでしたね。
今から500年も昔の作品や、その時代を映し出している作品に、ついタイムスリップしたような気持ちで観ていました。
次はルーブル美術展。。
もう観にいかれましたか?
投稿: ピノコ | 2006年7月14日 (金) 13時24分
ピノコさん
コメントありがとうございます(^0^)
手元の画集を括りながら、素晴らしきスペインの至宝の数々に、
今でも感動冷めやらぬ思いです。
ルーブル美術展、行きたいですよね!
私もこれからです☆
とっても楽しみにしています♪
投稿: 葉 子 | 2006年7月17日 (月) 07時24分