彼の地の女性(ひと)
なんと言っても、一番、素的だったのは、ゆかりの着物や節子さんご自身がデザインしたという着物の数々。四季折々の季節に合わせた色合いの着物や帯、帯締めなど。若い頃からずっと着ているもの、お身内の方々からいただいたものなど、すべての合わせ方がなんともモダンである。サハラ砂漠で、朱の着物で黒の帯、そして朱傘をさした写真。そんな粋な女性(ひと)は、初めて。ヨーロッパの社交界で゛蓮の花婦人゜と謳われ、日常での着物姿が絶えず注目を集めているという。住まいであるスイスの山荘、国内で一番大きな木造建築というグラン・シャレでも、日頃から、着物姿でいらっしゃるとのこと。日本の和の心を大切にするという日本人が一番忘れてしまいがちな一番の肝要なところを彼の地で暮らしていても海外の様々なところで活躍をされていても、大事にしているのが素晴らしいのだと。21世紀を代表する画家バルテュス(1908-2001)の妻として、西洋と東洋のそれぞれの伝統のよきところを融合させて生まれた豊かな節子・クロソフスカ・ド・ローラさんの「節子の暮らしー和の心展」にて。絵画や手仕事のいろいろな展示の中で、何より優しく柔和な笑顔の節子さんの伝統を愛する心とものを大切にする心が伝わってきた。
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コメント
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こんにちは、初めて書き込みします。
離れて暮らす母からこの展示のことを聞き、最終日に急いで駆け込んだのが昨日だったのですが、ドーラ節子さんのお蔭で葉子さんとお知り合いになれて、なんて素敵な偶然、と嬉しくなりました。本当にどうも有り難うございました!
節子さんの着物のコーディネート、私もうっとりと目を奪われてしまいました…。素晴らしかったですね。彼女がご家族の為に手作りしたもののコーナーも、そこに暖かい空気がやさしく漂っているのが感じられ、自然と笑顔になれました。
更新が早く面白いブログにもびっくり!これからも頑張ってくださいね。
投稿: saku | 2006年5月31日 (水) 11時36分
saku ちゃんへ
コメントありがとうございます(^0^)!
何よりsaku ちゃんとの出逢いが本当に私は嬉しかったです♪
節子さんの優しく人を思う気持ちが伝わってくる素的なひとときでしたね。
今度また一緒に美術展に行きましょうね!
投稿: 葉 子 | 2006年6月 1日 (木) 07時04分