ア・フレスコ画法
ア・フレスコ画法と聞いて、すぐに思い浮かんだのはフレスコ画。 およそ2万年前の洞窟に描かれた、ラスコーやアルタミラの壁画も天然のフレスコ画と見ることができるだろう。ジョットがスクロヴェーニ礼拝堂に、ミケランジェロはシスティーナ礼拝堂にとルネサンスの巨匠たちは彼らのエネルギーをフレスコ画の大作にと注ぎました。ア・フレスコ技法とは、砂と消石灰を練り合わせて漆喰壁を作り、その壁が乾ききらないうちに、水で溶いた顔料で素早く彩色していく絵画技法とのこと。乾いてしまってはいけない、逡巡している間はないという、瞬発的な力が必要なものなのでしょう。作品を前に、目を見開きさかんに筆を動かしていく絹谷氏が描いている姿を想像しました。赤・青・黄・金色といった鮮やかな原色の色彩表現と300号、200号といった大作の数々が会場に所狭しと並ぶさまを観て、いったいひとつの作品をどのくらいのスピードで仕上げていらっしゃるのだろうと。200号6枚の連作「時の舟 慈愛」などはまさに氏の自由な精神の高揚を高らかに謳い上げており、まだ見ぬほとばしる色彩と情熱のイタリアへと思いを馳せました。
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コメント
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mixiの足跡からやってきました。
ア・フレスコに反応して・・・
フレスコ画、というかルネッサンス美術大好きなので自身が設立したダンスカンパニーの名前を『AFFRESCO』としてしまいました。
漆喰の乾ききるまでに描いてしまう・・・
FRESHの語源ともなるようで
まさに岡山のダンス界に新しい風を・・・という思いで知り合いの画家の方が命名してくれました。
また色々と日記にも書いていくと思いますが
7月にはこのカンパニーの初パフォーマンスが決定しました。
そんな私の本業は、バレエ教師ですが・・・
ぜひ、これからもよろしくお願いします。
投稿: kazuko | 2006年5月 2日 (火) 16時55分
kazukoさんへ
初めまして。コメントありがとうございます(^0^)
主宰されているダンスカンパニーのお名前が
『AFFRESCO』なんてとっても素的ですね!
何だかご縁を感じますね。
7月の初パフォーマンス、ご成功をお祈りしています。
これからもどうか仲良くして下さい。
よろしくお願い致します☆
投稿: 葉 子 | 2006年5月 5日 (金) 00時41分