美術商の百年

三田線「御成門駅」より徒歩2分、JR「新橋駅」烏森口より徒歩10分のところにある東京美術倶楽部http://www.toobi.co.jp/event/index.htmlをご存知でしょうか。先の「大いなる遺産 美の伝統展」は本当に価値あるものでした。高麗青磁象嵌梅竹蒲柳水禽文梅瓶の優美さ繊細さ。梅原龍三郎・上村松園・黒田清輝と本当にたくさんの絵画・陶磁器・書・屏風絵など、すべてが一流、うっとりとしてため息が出るような、まさに本物を集めた素晴らしい展覧会でした。東京美術倶楽部は、そもそも美術商の方たちの集まりで、明治40年4月の設立以来、100年に渡り、優れた美術品の保存・活用ならびに文化の伝統を正しく継承・発展し、又現代の作家を触発して新たな美の創造を促し、日本文化を益々豊かなものにしていきたいと活動しています。優れた美術品の数々に触れて、喜びや感動はもちろんのこと、心の豊かさというものを、時のながれを、心から感じることができました。入場無料での展覧会も開催しています。ひっそりとした静けさの中で出会う、本物の素晴らしさ。みなさんもぜひ一度足をお運び下さい。

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