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ベートーヴェン交響曲第九番二短調作品125「合唱付」。初めて聴きました!最後の合唱は、宇宙へ神へと向かっていくその大きな観念をそこに見出していて、全身の生気が細胞のひとつひとつにまで波打ち、オーケストラの調べが、声の波動が魂を揺さぶるほどの感動を受けました。ワイン畑のようにぐるっと舞台を囲んで客席がある、日本初のワイナリーホール、サントリーホール。どうしてこんなに澄んだ綺麗な音なのだろうと思うくらい、素晴らしい音の響きで、はじめはヴィヴァルディの協奏曲「春」と「冬」を。季節の情景をよく表しているこの作品は、春の第一楽章で、草花が芽生えてくるさまを。そして、冬の第一楽章では、旅人が一人、雪のしんしんと降る中を進んでいくさまを感じました。聴きながらこの一年が走馬灯のように頭の中を駆け巡ります。あぁ、こういったところに身をおくということ、すべてはよい方向へ向かうのだから、信じてしあわせ感じて感謝し、まっすぐに歩めばよいのだという心持ちになりました。アンコールの「蛍の光」は、ステージ上そして客席の間で歌っていた団員たちの手にした色とりどりのペンライトがきらめきを放ち、一緒に口ずさんで、涙がはらはらとこぼれました。終演後、東京交響楽団の知人のチェリストの方に、楽屋口で挨拶もでき、よりいっそう充実した演奏会でした。音楽という森の、美しい旋律の泉が魂の洗い替えをしてくれた一夜でした。
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美しい夕日も美しい日本の心もそれは変わらない いつまでも、いついつまでも。ファーストシーンのラジオからのアップ。ガガッという雑音で入っていく。室内テレビのアンテナ、駄菓子屋に、路地の夕景、横丁の人々の笑顔、懐かしい風景。そうそれは、私が直接は見ていないけれども懐かしさ、郷愁を感じさせる昭和33年の東京。東京タワーが次第に出来あがっていくなんて、想像もつかないシチュエーション。でも、そこにあるのがあたりまえでなく、東京タワーだって、作り上げて出来たものなのである。まさにベストキャスティング。堤真一、薬師丸ひろ子、子役のひとりひとりも本当に、そのもの!昭和30年代の懐かしさを追求するだけでなく、しあわせとは何かということ、日本の原風景にたちかえることによって、人間、懐かしさを感じるということは、ひいてはしあわせとは何かを感じることだと私は思う。夕日のラストは、きまっている!哲学的レベルでのしあわせをじっくりと心の奥深くまで問いかけてくれる。この多くのものがあふれ、穏やかならぬこの現代に、しあわせとは何かを追求している映画だからこそ、ヒットしているのだと思う。
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チビッコスケーターたちが、たくさんの花束をキスアンドクライに運んでくる。浅田真央ちゃんは、そのひとりひとりに「ありがとう。」「ありがとう。」と感謝の言葉をかけているのを観ていて、トリプルアクセルを二度飛んだのが、世界の女子選手で初めてであるという歴史的な瞬間よりも、さらにえらいなーホントこの子は偉い!ちゃんとしているって思いました。きちんと御礼が言えるというのは、本当に大事なことだもの。フィギュアスケートのトリノ五輪代表最終選考会を兼ねた全日本選手権、25日の最終日は、トリノ五輪には、今回は年齢制限で行けないという浅田真央ちゃんが、あのやわらかな、のびのびとした演技で2位に。自分のことで精一杯、あとは周りは見えませんというのでなく、きちんと思いやりをもって、他の人に接することの大切さを学びました。可愛いし、本当に素的!これからもどんどん進化して、綺麗になっていく真央ちゃんは、もっともっとみんなにしあわせを運んできてくれると思います☆
アメリカンフットボールの試合を観たのは、初めて!チアガールの観客席と一体となって踊って盛り上げて応援していくのも観ていてワクワクして、とっても楽しかったです!東京ドームで、社会人選手権ジャパンXボウルが行われ、松下電工インパルスVSオービックシーガルズの試合を観てきました(19日)。アメフトのルールをまったく知らない私たち。見ていても、んー?何がどうなっているのかなぁ・・・。なんとも心もとない思いで、座ってからほどなくして席を、よりオービック応援団の近くに移動。息子さんがアメフトをやっていらしたという女性の隣に偶然に座り、その方が後ろに座っていた観客たちにルールを説明しているのを聞いて、おそるおそる 「あのーファーストダウンって何ですか?」と尋ねたところ、快く説明して下さいました。もう特別解説のおかげで、存分に楽しめたんです!チアガールのダンサブルでカッコイイパフォーマンスに目がくぎ付け。いまの流行の曲を使っていて上手にお客さんたちをのせていて、見ていて上手いなぁーと感心。年間の日本一のチアガールチームの発表があり、目の前で見ていたオービックのチアチームが受賞していました!チアも優勝したことだし、試合もオービックが逆転して優勝すれば、ぴったり決まってキレイなのにねと思っていたところ、後半追い上げて、25-16でオービックが逆転勝ち!3年ぶりの社会人日本一とのこと。1月3日には学生王者の法政大学と社会人王者のオービックが東京ドームで戦うそうです。それにしても、体のぶつかり合いくらいに思っていたアメフトって、攻め方ひとつとってもいろいろとあり、ゲームの醍醐味を感じました☆
みなさんクリスマスプレゼントは何をもらいましたか?24日クリスマスイヴの夜は、成城会で X'masパーティ&望年会をひらきました☆クリスマスプレゼントの交換は、赤鼻のトナカイやきよしこのよるを歌いながらそれぞれ持ってきたプレゼントを隣の人へとまわしていって、歌がストップしたところで、そのとき持っていたプレゼントをもらうということで行いました♪写真はその様子です。一人ずつプレゼントをあけてみんなに披露して、それを贈った人がどうしてこのプレゼントを選んだかというのをお話していただきました。みなさんいろんな思いを込めて工夫を凝らしてプレゼントを選んでいて、ご本人の趣味趣向が、かいま見えて楽しかったです!また、偶然にもお互いに交換した人たちが何組もいました。私からいろいろな美術展のチケットやテディベアなどを、ゲームをしてみなさんにプレゼントしました☆自己紹介を事前にみなさんに送っていただいて、一覧にしてお渡ししたり、来る2006年への抱負をそれぞれ述べてもらったりと、ゆっくりお食事してたくさんたくさん笑って!そう、クリスマスケーキももちろん!ホールの生チョコクリスマスケーキを私が持っていき、みなさんに召し上がっていただきました。楽しいクリスマスイヴの夜でした。たくさんのみなさんにHappy Merry X'mas ☆
二泊三日の錦秋の京都・奈良の旅も、ここ青蓮院門跡での平安後期創建以来、 開宗千二百年での初のご本尊ご熾盛光如来のご開帳という、素晴らしい巡りあわせで、旅の総仕上げである。門跡とは、天皇家の方が髪をおろして仏門に入られた所をいう。上品で優しい雰囲気が全体に。天台宗延暦寺の三門跡の一つであり、日本三不動の一つ、国宝青不動も名高い。また親鸞上人はここで得度した。
入り口でご祈祷をして戴けるとのことで、お願い事を書く紙とお守りを戴く。住職の方の読経の声が響く中、ご本尊の前へ進み出でてお願い事を奉げ、手を合わせる。そして続きの間へ。するとそこには、仏教各宗の寺院・神社で行われている「おみくじ」の創始者である元三大師の像が。傍らには、効力のあるおみくじの引き方という説明が書かれた立て札と、長机の上には、おみくじの六角形の箱。この旅で、どこかでおみくじを一度引いてみようと思っていた。念願叶いここで引くことができるとは。それもおみくじの考案者である、元三大師像の御前で。心を落ち着け、書かれた呪文を三度唱える。元三大師をもう一度念がけて拝見する。そして、南無観世音菩薩と三度唱える。いよいよおみくじの箱に。ドキドキしている私に出てきたのは、「一番」籤。うわー!「一番」なんて初めて!そして交換して戴くと、そこには、「一番 大吉」とありました。最高に嬉しかったです。こんなに嬉しいことはないっていうくらい。この二泊三日の旅のおわりに、来年の自分へ向けてのお願いしたことが、こうして導いて戴くことができ、また母とのかけがえのない時間を過ごすことができて、本当に本当に幸せな錦秋の京都・奈良の旅でした。
石川五右衛門の「絶景かな、絶景かな」の名ゼリフで名高い三門。歌舞伎「山門五三桐」で大見得を切る舞台となった三門は、二層からなる高さ22mの壮大な楼門で、その門前に建つ石燈篭も高さ6mを誇り、日本三大門の一つで、日本一大きいことで知られている。ここから眺める紅葉の参道は、目にも鮮やか。さながら一幅の絵のようである。ちょうど紅葉は見頃をむかえ、ここ南禅寺も大勢の人たちでにぎわっていた。臨済宗南禅寺派の大本山で、正式には瑞龍山太平興国南禅寺。 足利義満の時代には、五山制度の中で五山を超える「五山之上」という禅宗寺院最高の寺格を受け、五山文化の中心として栄えたという。参道の湯豆腐店が並ぶ、名所であり、また境内奥にある琵琶湖疎水が流れる水路閣も風情がある。
「紅葉の永観堂」といわれるくらい、紅葉の美しさで有名。いろは紅葉や岩垣紅葉など、たくさんの種類の紅葉があり、ここでしか見られない紅葉も。年間一千万円もかけてお庭の手入れをしているとのこと。ご本尊は、「みかえり阿弥陀」。首を左にかしげ、ふりむいたその姿、穏やかな微笑みは、遅れる者を待つ姿勢、思いやり深くまわりを見つめる姿勢、そして自分自身をかえりみ、正しく前へ進む姿勢その想いを私たちにかけて下さっている。大きなお庭を紅葉を楽しみながら、散策しているとき、向こうから奥さまを乗せた車椅子を押したおじいちゃまに会った。お二人とも色白でとても細く弱々しく、そのゆっくりとした足取りに、母は私に言った。
「いいねぇ。おまえもああいう人と・・・。」どちらが車椅子に乗っていてもおかしくないような、本当にお年を召したご夫妻で、きっと今日はよいお天気だし、永観堂の紅葉を観に行ってみようということになったのだろう。何十年も一緒にいて、相手が喜んでくれること、自分が出来ることをしてあげようという、思いやりの心、夫婦愛を見た思いがした。
12月1日。平成17年も残すところあと1ヶ月。冬晴れの中、抜けるような青空が本当に美しく、バスガイドさんもこんなに大文字山の大の字がきれいに見えるときは、なかなかないんですよと。今日は、嵐山・嵯峨野めぐりから。師走の一日の朝は、まず天龍寺にて。醍醐天皇の冥福祈願のため、足利尊氏が建立した臨済宗天龍寺派の総本山。京都五山の第一位として広大な寺領を持ち勢力を振るっていたとのこと。特別名勝に指定されている曹源池庭園は夢窓国師の作庭で、嵐山と亀山(小倉山)の借景を巧みにとりいれた回遊式庭園はまことに優美。心を落ち着けて、お庭に見入る。暮れの慌しさもこの一日の天龍寺の朝を思い起こせば、心穏やかに新しい年に向けてのさまざまな準備も心づもりもできそうである。鮮やかな紅葉を楽しみながら、ゆっくりとお庭を巡り、北門へ。
とにかく歩いた!四条から五条まで地下鉄で、そして駅をおりてから、ゆるやかな上り坂をまっすぐに清水寺を目指して、さらに参道までたどり着くと、いちだんと急勾配の上り坂。母も私も汗をかきつつ、ようやく境内にたどり着く。暗闇に照らし出されて浮かぶ、紅葉のなんとも言えない濃い朱色の景色が本当に美しい。仁王門から三重塔、そして清水の舞台へと進んでいく。二人とも、その舞台の高さに圧倒されていた。いったいどのくらい高いんだろう。あの舞台を支える下柱の造りはどうなっているんだろうと母は、とても興味津々で、下りで歩いてその場所を通りながら、しきりに眺めていた。「清水の舞台から飛び降りるような気持ちで」って言うけど、本当に高いねぇと二人で言い合っていた。昼間訪れることはあっても、この夜のライトアップは、めったにない機会で、本当に行って良かった。春の桜もまた夜間のライトアップがあるということ。年間を通じて素晴らしい感動を与えて下さる清水寺。母にとっては、この旅での一番の想い出になったようだ。
お昼には宇治茶を使った茶の葉御膳を頂き、デザ―トには、外を歩いていて看板が目に飛び込んできた抹茶ソフトクリ―ムを。こんなに美味しい抹茶ソフトクリ―ムは初めて!というくらいお抹茶の品の良い味わいが印象的でとっても美味しかったです。二百五十円也。さすがにお茶の本場、宇治 ですね!
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